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​復活した演目たち

 福賀神楽保存会の復活以来、残されていた資料や団員の記憶を頼りにひとつずつ演目を復活させてきました。応援してくださる方々の力もお借りしながら少しずつ衣装や道具を強化しつつ、それに見劣りしない舞や奏楽の技術向上に努めています。

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​四神(よじん) 

 

 春夏秋冬を司る四柱の神々が舞う儀式舞。

五穀豊穣の祈願や豊作の感謝を神様に捧げるための演目で、神社の例祭で奉納する際には必ず最初に舞われる。

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恵美須大国(えびすだいこく)

 

 出雲国美保神社の祭神である事代主命(コトシロヌシノミコト)が大きな鯛を釣り上げる演目。父である大国主命(オオクニヌシノミコト)とのやり取りや客席とのコミュニケーションが特徴のコミカルな演目で、鯛釣りにちなんで祝いの場での披露も多い。

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鬼返し(きがえし)

 

​ 常陸国鹿島神宮の祭神である武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が、世界各国を暴れまわる大悪鬼の退治に向かう。客席から鬼が登場し暴れまわるなどダイナミックな演出が特徴的で、互いに刀で切り結ぶ場面は特に見応えがある。

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​鍾馗(しょうき)

 

 魔除けの神様として日本にも浸透している「鍾馗」は、もともと中国の伝承に登場する神様。唐時代の皇帝玄宗が病床に伏した際、夢の中で悪鬼を退治し病を祓ったという物語が神楽に取り入れられ、無病息災を祈願するための重要な演目となっている。

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大蛇(おろち)

 

 素戔嗚尊(スサノオノミコト)は出雲国肥河の川上で老夫婦の嘆く声を聞く。わけを尋ねると、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が1年に一人ずつ姫をさらい、最後に残った稲田姫(イナダヒメ)も奪われようとしていた。ミコトは一案を講じ、大蛇退治へ向かう。

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